【免許再取得ガイド】仕事をしながら通った手続きと費用・日数まとめ

ある朝、突然の特大ショックに襲われました。なんと運転免許証が失効していたのです。 

結論からお伝えすると、普通免許再取得には半年と、3万円がかかりました。

  • 失効から再取得までの詳細な流れ
  • 免許発行までにかかった期間
  • 再取得にかかった金額

ある朝、荷物受け取りの身分証明に免許証を使おうと財布から取り出して三度見しました。なんと有効期限が1年前。免許は大学生時代に、半年ほど自動車学校に通ってやっと取った記憶があるが今は社会人…なんとか救済措置がないか調べ、警察にも相談しました。

その結果、失効にも程度があることが分かりました。

  • 6ヶ月以内:手続きと手数料のみで再取得可能
  • 6ヶ月以上〜1年以内:本免許試験からやり直し
  • 1年以上:仮免許取得からやり直し
  • やむを得ない理由(海外旅行・入院など)があれば3年年以内は適性検査・講習のみ
  • 「更新ハガキが来ない」「予約が取れない」はやむを得ない理由にならない

今回の私は完全アウトの1年以上…最初から試験受け直しでした。自動車教習所に通うことも考えましたが、仕事がある以上、あの長い授業を受けに何度も通うことは現実的でなく、一発試験を選択することにしました。

しかし調べても、一発試験は合格率がとても低く、技能試験は合格率20%程しかなく、特に仮免の技能試験は10回くらい覚悟し途方がいい等怖い情報が多かったため、試験代も取得までに10万円以上かかることを覚悟しました。

取得までの流れは以下の通りでした。

  1. 仮免許学科試験申し込み・受験
  2. 仮免許技能試験申し込み・受験
  3. 路上運転練習(本免許技能試験受験までに5回)
  4. 本免許学科試験申し込み・受験
  5. 本免許技能試験申し込み・受験
  6. 取得時講習受講
  7. 免許発行

大阪府の学科試験予約は全てオンラインになっていました。

まずはオンラインで仮免許学科試験受験日を決め、それまでにYouTubeや、問題集を公開してくださっている自動車学校の問題集を繰り返し解いて自己学習しました。

特に、京都・宝池自動車教習所さんの問題集には、大変お世話になりました。(どうしても分からない問題は、メールでの質問も対応してくださりました。)

仮免許学科試験当日は、

  • 身分証明書
  • 本籍記載の住民票
  • 仮免許用証明写真
  • 申請手数料
  • 筆記用具

を持って試験場に自転車で行きました。

当日、書類を揃えて提出する際に、有効期限に切れた免許証が回収されます。その際、免許の失効理由等聞かれました。(違反か更新忘れか)その後視力検査があり、学科試験となります。

教室のような空間で、受験番号があって、時間を測りながらの試験は、学生時代ぶりだったので少し懐かしい気持ちがしました。

試験は無事合格

結果発表後、次は仮免技能試験の申し込みをして帰ります。教習所では空き枠に悩んだことはありませんでしたが、試験場は最速の予約で空き枠が2週間後でした。

仮免許技能試験は、場内のコースを当日発表されるルートで走行します。

大学時代は、4年間毎日運転していたので、車の操作は問題なかったのですが、路上に比べてすごく短いコースで次々と確認動作を繰り返すことが難しかったです。

結果、1回目の仮免許技能試験は不合格となりました。

その際私が指摘された点は、

  • 車線変更時の周囲確認が甘い(後ろまでしっかり首を回して振り返る)
  • 左折時の車体の左寄せが甘い

でした。

自分では確認しているつもりでも、緊張もあり動作が小さくなってしまい、確認不足の評価になりました。

不合格の際は、全員の試験終了後、次回試験の申し込みをして帰ります。今回は最速で取れた予約が2週間半後でした。

2回目の仮免許学科試験では、たまたま前回と同じ試験官に当たり、少し緊張もマシな状態で前回の注意点を意識して運転し、合格できました!

その後、合格者は別室に集められ、本免許試験までの流れの説明があり、仮免許証と、路上運転申告書が渡されました。

仮免技能が一番難しいと聞いていたので、2回目で合格できてとてもホッとしました。

本免許学科試験の受験予約も、仮免許の時同様、オンラインで日時指定をして予約をします。今回も京都・宝池自動車教習所さんの問題に大いに助けられました。

仮免許学科試験と違う点は、本免許技能試験受験までに5回の路上運転練習を済ませておく必要があることです。

路上練習
  • 普通免許以上の免許を3年以上持っている人に同乗してもらう
  • 車体の前後に「仮免許練習中」を表示する
  • 路上練習申告書の有効期限は1回目の練習から3ヶ月以内
  • 仮免許証を携帯する

大阪で暮らしており、自動車を持っていなかったので、選択肢は2つでした。

  1. 自動車教習所の路上練習プランを利用
  2. 実家に帰省して練習

私は帰省しての練習を選びました。1ヶ月半で2回帰省し、A4の用紙に「仮免許練習中」と書いたものをテープで貼り付けて、両親や兄妹に同乗してもらって練習しました。

同乗した家族からは、「こんな張り紙貼ってる人見たことないよね〜!すれ違う人にすごい見られる〜恥ずかし!」との感想をいただきました笑

無事5回の練習を終え、本免許学科試験は練習問題のおかげで無事合格

次はいよいよ本免許技能試験、学科試験合格の後予約をし、1ヶ月後の予約となりました。

本免許技能試験も、流れは仮免許の時と変わりません。今回もいくつかあるコースから選ばれたコースを走ります。路上走行→場内で縦列駐車か方向転換の流れです。

路上の方が周りに車がいるので、流れや車線は分かりやすいですが、自転車の走行が多いのが難しく感じました。無事路上を終え、方向転換の課題、後少し!と思ったところで試験終了の指示がありました。

今回の減点は

  • 左折時に膨らみすぎ
  • 方向転換の切り返しの際の後方確認不足

でした。ゴール目前だっただけにショック…。

また次回予約をして帰ることになりました。次回の予約はなんと1ヶ月半先

仮免許の期限は半年で、期限的にあと1回受けられるかかなり怪しいところ。

流石にここまできて仮免許からやり直しは心が折れてしまう…そう思いましたが、2回目の本免許技能試験は無事合格

2回目は縦列駐車の課題だったので、しっかり止まって、周囲確認を意識して行いました。

ついに免許発行か!と思いましたが、まだあります。

試験に合格すると、今度は取得時講習というものを受ける必要があります。そしてこれは、試験場では行なっていないため、自分で近くの教習所を予約する必要がありました。

教習所によって取得時講習の開催頻度が違うので、私は3箇所に電話し、休日でも受講できる教習所で受講しました。

取得時講習は、普通自動車講習応急救護処置講習の2つで構成されており、それぞれ半日ずつかかります。そして、応急救護講習は医師や看護師、救急救命士等の免許を持っていれば免除されます。私は看護師免許を当日教習所に持参し、免除してもらいました。

普通自動車講習では、教習所のようなビデオを見たり、シュミレーターで高速道路走行をしたり、実際に路上を走行したりして、最後に取得時講習修了証明書を交付されました。

路上運転の講義があるので仮免許証の持参必須です!

この証明書を持って試験場で申請を行い、免許写真の撮影があり、ついに免許発行となりました!

よかった!!

私は学科は仮免許、本免許1回技能はそれぞれ2回受験示した。そこに普通自動車講習と免許交付手数料、全て合わせて29,800円かかりました。

不合格になると、試験の手数料に加えて、試験再申請手数料がかかるので合格よりも高くなります。

合格不合格
仮免学科2,900円
仮免技能2,600円4,350円
本免学科2,550円
本免技能800円3,350円
試験代に加え、仮免許交付手数料、再試験申込手数料など、その日に払った金額の合計です
普通自動車講習11,200円
応急救護処置講習4,200円
取得時講習
運転免許証交付手数料2,050円

(2025年3月以降、マイナンバー免許証の開始や、料金改定などで少し値上げしているようです。)

最新情報はこちら

平日試験場に通ったのは7回でした。半日有給を何度も使用しての取得になりました。合否と試験の予約日が受験後にしか分からないので、計画的に休みを取って取得することは難しいと感じました。

実は今回の更新忘れは、引っ越しの際に免許証の住所更新を忘れており、更新ハガキが届かなかったことが原因でした。

免許失効に気づいた時は、このまま運転免許なしの人生を送ろうかと思うほど落ち込み、迷いました。しかし、旅行でのレンタカーができないのは不便だし、何より車社会の実家で免許がないのは致命的でした。

実際、免許取得に向けて勉強してみると、結構忘れてしまっていた細かいルールや、なんとなくの記憶になっていた標識のことを改めて知ることができたのは、結構面白かったです。人生の中で、あんなに道路標識に注目したことはないというくらい毎日意識するようになりました。慣れてしまっていた安全確認も再度意識することができたのはいい経験になりました。

学科試験の際のあの真面目な試験の感じが懐かしかったと書きましたが、試験前何度も指示されていたのにもかかわらず、試験中に携帯が鳴って強制退場させられた受験者が2名もいたのはなかなか衝撃的でした。

また、仮免許の有効期限半年がこんなに短いとは!というのも痛感しました。こういう点では、教習所の方が、予約や期限を管理してくれる安心感があるんだなと感じました。(その分とっても高いけど)

今回の教訓から、もう二度と更新忘れしないよう、免許取得と同時に更新リマインダーをかけました。

二度と失効しないぞ!!

この記事が、免許失効で絶望している方の参考になれば幸いです。

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